9/16/2022

デジタル化④

①の取組みの目的とゴールを終えたら、次は、②範囲を決めていきます。

②は、目的に沿ったゴール達成のために、必要となる範囲を指します。必要というのは、たとえば、100人達成のためには、まずは(イ)自社の営業(つまり、当該活動の方策、プロセス、人員、体制など)を主たる範囲とします。

次に、上記(イ)は自社内のことですので、接点となる(ロ)社外を検討します。たとえば、お客様先や取引先などです。両者が(イ)のデジタル化により、影響を受けなければ考慮しなくてもよいかとは思いますが、何らかのインパクトがあれば、範囲に含めたほうがよいです。

最後に、(イ)と(ロ)に関係する自社の活動(ハ)を範囲に入れるか否かを検討します。自社の経営企画や経理などが、関係するのであれば、副次的な範囲として、設定したほうがよいでしょう。

あまり厳密に捉えて、先へ進めなくなるようであれば、②の検討はほどほどにしたほうがいいですが、(イ)はしっかり決めておきたいものです。というのも、ここがぶれたら、デジタルの取組みが遅れたり、進む方向が変わったり、挙句の果てには頓挫してしまうからです。ですので、イメージとしては、柔軟に対処するというよりは、どちらかというと、しなやかに検討していく、決定するという姿勢が適当だと思います。

(続きは、次回へ)






ブランディング (7)マーケティングミックス③ 価格その23

新商品についてのプライシングのすすめ方は、次のとおりです。 1. 新商品の位置付けの明確化 2. 新商品のベネフィットの評価 3. 新 商品の価格帯の決定 4. 市場規模の予測 5. 新商品の価格提示と価格帯の調整 前回(価格その22) は、上記1の「 新商品の位置付けの明確化」...