9/11/2022

地方創生 はじめに②

地方創生の問題について、何から、何処まで言及するのが、Reflections(弊社トゥルーライズパートナーのブログ)として適切か。

弊社は地方創生を専門に扱う会社ではありません。ビジネスコンサルティングサービスを事業の主軸におく経営コンサルティング会社またはビジネスコンサルティング会社(以下、「コンサルティング会社」)ですので、この視点で、地方創生について考えていきたいと思います。

コンサルタントの武器や強みは何か。意見はいろいろあるかもしれませんが、その昔は、”論理的思考”、”フレームワーク”、”方法論”だったと理解しています。また、その後、大前研一さんは”構想力”と仰られました。まさにそうだと、当時、強く思ったのを今でも覚えています。

筆者は、事業会社出身で、海外留学を経て帰国し、40才でコンサルティングの世界に入りました。随分遅いというか、その頃で言えば、少なくとも外資系経営コンサルティング会社においては、殆ど前例がありませんでした。このため、周囲から見れば、ある面で、石器時代的な人間のように映っていたかもしれません。当時、個人的には、”想像力(創造力ではなく)”が最も重要だと思い、生え抜きの先輩諸氏や同僚に、そのように言うと、失笑を買ったような記憶があります。そして、その人たちは、今、何処へ行ってしまったのか、わかりません。

あれから、20年以上の月日が経ちました。入社時に思っていたことは、間違いではないばかりか(想像力が最も重要かどうかはともかく)、それは確信であることに気づきました。

想像力なくして、問題解決はおろか、問題考察の入口にさえ、立つことはできません。経験の有無を埋めるのが、想像力ではないでしょうか。筆者はそう考えます。

この想像力を駆使しながら、創造性を発揮し、ものごとを構想していく。これに、前提となる論理的思考、フレームワーク、方法論を混ぜ合わせる。

地方創生に関する著述やトピックは数多ありますが、その殆どは、地方の創生に資するものとはならず、幾多の失敗例を生み出しました。

筆者の考えやアプローチなどが、地方創生に少しでも役立てば、その地で生計を立てている方々や、そこで暮らす人々の質的向上に資すればと考えています。

この地方創生ブログについては、全体俯瞰的なことはあまりやらずに、また、あまり細部に拘泥することもなく、思いきってすすめていきたいと思っています。


ブランディング (4)ターゲティング ②セグメントの評価i

市場特性は、様々な要因に左右されます( ブランディング (4)ターゲティング ①セグメントの評価項目 )。 規模と成長率だけを考慮すればいいというわけでは決してありません。 大規模で右肩上がりに成長を続けるセグメントが有望であることは事実ですが、それ以外の要因が同じであることはめ...