9/11/2022

デジタル化①

弊社クライアントならびにReflectionsをご覧頂いている方の多くは、何故、今更デジタルなのかと思われるかもしれませんが、デジタルの取組みが当初企図したとおりに進まず、成果を得られなかったり、大手でさえ事実上未着手の企業もまだあることなどから、ここで取り上げることにしました。

そもそもデジタルとは何でしょうか。筆者が以前、在籍したアクセンチュアでは2014年時点でデジタルを大きく扱い、自身もクライアントへ度々、ご説明したものです。筆者にとっては、遡れば、米国滞在時の96年、MBAのITのクラスでアマゾンを取り上げ、ディスカッションしたことが今でも記憶にあります。その後、98年に、米国商務省がデジタルエコノミー、デジタル革命と銘打って、レポートを発表し、大きな反響を呼びました。そして、今日、デジタルといえば、アナログ以外の全てを指すことになったようです。

では、筆者が考えるデジタルとは何か。それは、仕事を変える手段です。デジタルは目的ではなく、手段なのです。本末転倒にならないように気をつけなければいけません。つまり、企業規模が大きかろうと小さかろうと、業種がなんであろうと、同じことなのです。意志を持って、デジタル化に臨むことが重要で、これなくして、デジタルによる成功はおぼつかないでしょう。

このブログをお読み頂いている読者の方の層が広がってきていることを踏まえ、筆者の考えなどを、何回かに分けて、少しご紹介できればと思います。すでに、筆者ならびに弊社をよくご存知の方々には、既知のこととなりますが、この点、どうかご了承ください。

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市場特性は、様々な要因に左右されます( ブランディング (4)ターゲティング ①セグメントの評価項目 )。 規模と成長率だけを考慮すればいいというわけでは決してありません。 大規模で右肩上がりに成長を続けるセグメントが有望であることは事実ですが、それ以外の要因が同じであることはめ...