9/16/2022

デジタル化③

最重要課題を選んだなら、次は、それをデジタル化する場合の成功ポイントを考えてみることをお薦めします。どのように進めていくか、どういった体制で取組むか、といったことなどを考える前にです。その理由は、あまり既成概念にとらわれないようにすることが重要だからです。デジタルでは、これまでの仕事の仕方とは全く違うからです(たとえ、DXであろうとなかろうと)。

仮に、その成功ポイントが、強い牽引力を持って全体を引っ張っていくことだとすると、多くのケースでは会社のトップ、もしくはそれに準ずる人に、責任者として取組みに入ってもらうということになります。そして、そこから、どのように取組んでいけばいいかを考えていきます。

これには、以下の点をおさえることが必要です。

①取組みの目的とゴール、②範囲、③すすめ方、④体制、⑤スケジュール、あと、費用感です。

①のゴールというのは、何が達成できたら、その取組みは成功と言えるか、ということを、できる限り数値で表したものです。但し、3ヵ月以内に、その取組みを終えるというのではNGです。というのも、それは⑤で決めることができる上に、そもそもその期間は、この取組みの目的とは何も関係ないため、不適切です。仮に、目的が、新規の顧客開拓であるとすると、ゴールは、たとえば、100人となります。また、この場合の100人というのは、いつまでの間に達成するかというのを明らかにしておきます。1年以内か、3年かなどです。自社のビジネス(デジタルとは関係なく)の現状と照し合せた上で、設定します。

(続きは、次回へ)



ブランディング (4)ターゲティング ②セグメントの評価i

市場特性は、様々な要因に左右されます( ブランディング (4)ターゲティング ①セグメントの評価項目 )。 規模と成長率だけを考慮すればいいというわけでは決してありません。 大規模で右肩上がりに成長を続けるセグメントが有望であることは事実ですが、それ以外の要因が同じであることはめ...