10/01/2022

地方創生 沿線価値の向上①

地方創生に、交通機関が果たす役割は非常に大きく、特に電車はバス以上に、集客・送客含め、より広域への影響力が大きく、重要であることは言うまでもないでしょう。

地方創生には様々なテーマがありますが、上記のような理由から、まずは沿線価値について考えてみたいと思います。沿線の価値を高めるためには、何を、どのようにすればいいのか。どういった視点や切り口が適切なのか。今日の大きなテーマである脱炭素やサステナビリティについて、沿線の認知度や注目度を上げていくためのアプローチは何か、等々。

価値は、お客様が決めるものです。およそ全てのビジネスがそうであるように、沿線の価値も同様です。ただ、どういったお客様に、その価値を決めてもらいたいのか。そのためには、お客様のことをいろいろ知る必要があります。

ですが、その前に、自分たちは、どういう沿線でありたいか。そこで、どのような価値を提供していきたいのかを、事前に明らかにしておく必要があります。

自分たちが思い描く沿線の価値と、お客様が実際に認識する沿線の価値が、合致してこそ、優れた沿線、適切な価値を創出できます。本ブログ(地方創生)の沿線価値については、こういった観点で考えていきたいと思います。少し短いですが、区切りがよいため、続きは次回とさせていただきます。


ブランディング (7)マーケティングミックス③ 価格その7

前回 ( 価格その6 ) は先発企業のスキム価格と浸透価格、後発企業の4つの価格戦略( 協調、適応、日和見、略奪)について 、 価格その4 と 価格その5 では、 テリスの理論をとおして先発企業の価格戦略について述べてきました。 ここまでいろいろと見てくると、価格については、先発...