10/01/2022

営業力強化 (1)はじめに その1

デジタルの時代といわれ、何処もかしこもデジタル一色の感があります。そして、今、物が売れなくなってきています。価格高騰がその要因のひとつであることは間違いありません。

言うまでもなく、営業という職務はあらゆる仕事に必要です。

筆者には、営業関連のプロジェクト経験が幾つかあります。また、仕事で、社内外の営業パーソンの方々と、行動を何回も共にしました。加えて、当然のことですが、生活のいろいろな場面で、メーカーや小売業(店頭販売員)の営業の方々と接してきています。

営業の方には、これまで驚かされることがたくさんありました。たとえば、

もう随分前のことになりますが、大手電機メーカーの方とお昼に丼ものをご一緒した際、その人は丼をほぼ1分かからずに、全て平らげました。前職では、他業界で営業をしておられ、その時は1日200社外回りしているとのこと。「信じられないでしょうが、やろうと思えばできるんです」と仰っておられました。筆者には到底できませんが、どうすればそれが実現できるのかはわかります。

ITサービスを扱う外資系勤務の営業パーソンの方の得意先(企業数)は800社。自分で工夫しないと、到底、外資系のチャレンジングな予算を毎回達成できるはずはありません。ですが、その人は、ほぼいつも達成するばかりでなく、休みもちゃんととっておられました。

大手精密機械メーカーの営業部長、若い頃は担当先のお客様企業は1社だけ。ただ、競争環境が非常に厳しい上に、決裁権を持つ責任者が研究所に常駐。毎日、長時間をかけて日参し、購入してもらうまで、そこに居座り続けたとのこと。研究所の入口を通過するだけでも、一工夫いるのは想像に難くなく、ただ、単に、そこに座り込んでいたのではないのは言うまでもありません。

こういった話はまだまだほかにもあります。筆者個人としては、こういった方々は凄い人たちだと思いますし、また、頭が下がる思いです。

ただ、このような人たちは、通常、組織の構成員においてはほんのごく一部で、大半の人には真似はできないでしょう。ではどうすればいいのか?

本ブログ(営業力強化)で、少し時間をかけながら、考えていきたいと思います。


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市場特性は、様々な要因に左右されます( ブランディング (4)ターゲティング ①セグメントの評価項目 )。 規模と成長率だけを考慮すればいいというわけでは決してありません。 大規模で右肩上がりに成長を続けるセグメントが有望であることは事実ですが、それ以外の要因が同じであることはめ...